Sensloop Lab について

Sensloop Lab は、リチウムイオンバッテリーシステム、EV 用パウチセル、

そして組込み制御技術を基盤とし、

実験・分析・開発の記録を体系的に公開する技術研究プラットフォームです。

本サイトは、単なるレビューや趣味レベルの DIY 記録ではありません。

すべてのコンテンツは、実際に測定した定量データと、

再現可能な実験手順に基づいて構成されています。


1. 運営者プロフィール(Operator Profile)

運営者:T.J. / Battery & Embedded System Engineer

専門分野: バッテリー応用製品開発、モビリティシステム開発、実験・検証エンジニアリング

現在の役割: 技術開発、試験評価、組込み制御システム開発

経験分野

  • リチウムイオンバッテリーシステム研究および実証テスト
  • EV バッテリーパック分析・セル特性検証
  • 組込みベースの自動化・ロボット開発
  • バッテリー火災抑制装置(消火器・下部貫通型装置)の開発
  • 製品企画 → 開発 → 試験評価 → 実証まで一連の工程を担当

T.J. は、バッテリーシステム・組込み制御・モビリティ開発において

実務経験を有するエンジニアです。

Sensloop Lab のすべての実験コンテンツは、

実機ベースの定量データ再現可能な手順を中心に作成されています。


2. 保有資格(Professional Certifications)

運営者は、以下の公的資格を取得しています:

  • 機械設計産業技士
  • 精密測定産業技士
  • コンピュータ応用ミリング技能士
  • フォークリフト運転技能士
  • 消防安全管理者 1 級

これらの資格は、バッテリー実験および装置運用に必要な

正確性・安全性・機械的理解を支える基礎となっています。


3. 主な研究および開発分野(Areas of Research & Development)

Sensloop Lab では、次の分野で実験・分析を継続的に行っています:

● リチウムイオンバッテリー実験・データ分析

  • 18650 円筒形セル、パウチ型 NCM セル、LFP セルのテスト
  • 充放電プロファイル分析(CC/CV、定圧・定電流、C-rate 比較)
  • 内部抵抗(IR)、温度変化、効率分析
  • EV/PHEV 用パウチセル(40Ah クラスなど)の実測データ収集

● バッテリー再利用・リペアおよび構造分析

  • 過放電・腐食・不良セル診断
  • セル交換・再組立
  • リペア前後の性能比較データ提供

● 組込み制御および自動化実験

  • Arduino / ESP32 / Raspberry Pi を用いた制御ロジック
  • センサーによるデータロギング
  • DC モータードライバ(BTS7960 など)のテスト
  • ロボット・自動化装置の開発および制御

● 消火システム開発

  • EV 火災対応装置の開発
  • 動作構造、オフガス検知、火災検知システムの実装
  • バッテリー火災抑制剤の開発と性能検証

4. 実験環境および使用装置(Equipment & Test Environment)

主な分析・測定装置

  • Neware 20V 5A 充放電装置
  • ZKE EBC-A20 放電装置
  • 産業用 IR 温度センサー・サーモグラフィカメラ
  • NI ベース DAQ 電圧・温度ロガー
  • バッテリーパック分解用絶縁作業台

組込み・制御装置

  • Arduino Mega 2560
  • ESP32 / Raspberry Pi / Jetson Nano
  • モータードライバ(BTS7960)、ガスセンサー(MQ シリーズ)
  • リアルタイム制御用の自作テストボード

安全装備および実験規則

  • 防火服、防火手袋、絶縁保護具
  • 作業前の電圧・IR 測定およびバスバー遮断
  • 絶縁作業台での実験実施
  • 温度・電圧・電流のリアルタイム監視

5. Sensloop Lab の運営目的(Official Research Objective)

Sensloop Lab は次の目的を基盤として運営されています:

● 教育的価値の提供

組込み制御やバッテリー実験が初めての方でも、

過度な回路知識がなくても学べる 実用的な技術資料を提供します。

● 再現可能な実験記録の構築

実験データだけではなく、

条件・セットアップ・装置・分析方法を詳細に公開し、

他のエンジニアが同じ条件で実験を再現できるよう支援します。

● バッテリーデータの公共性確保

EV セルはメーカーが詳細データを公開しないため、

実験に基づく定量データは実務で大きな価値を持ちます。

Sensloop Lab は独自に収集したデータを蓄積し、

技術者が参照できる技術資料として提供します。

● 安全性向上と技術アクセスの拡大

廃バッテリーの再利用・修理・性能理解を通じて、

より安全で合理的なバッテリー活用を支援します。


6. 運営形態および連絡先(Site Operation & Contact)

Sensloop Lab は現在、個人による技術研究プロジェクトとして運営されており、

将来的には小規模研究チームへの発展を目指しています。

お問い合わせ・協業については、次のページからご連絡いただけます:

👉 Contact ページ:

⚠️ 本サイトで扱う実験には、火災・感電・破裂などの危険が伴います。

すべてのテストは、管理された環境で、専門装置と安全装備を用いて実施しています。

非専門家による無断の実験は大変危険ですので絶対に行わないでください。